その日暮らし

思いついたことを、書くだけ。

今日という日

 

 昨日財布を忘れて駐輪場に停めた自転車を出せなかったので取り返しに行ったら、見当たらなかった。というのも、私の自転車は前後輪ともにタイヤがパンク寸前で、ボロボロすぎて空気を入れられないから、母の自転車を借りていたためだった。母の自転車は白だと思っていたのに紺色だった。私がそれに気付いたのは、駐輪場の整備の人にあちこち探し回ってもらって30分強が経過し、母に電話で確認をとった時だった。

 

 自転車は母のを譲ってもらう予定だったが、家に帰ると「紆余曲折あって」新しいのを買えと言われた。今日行って来たら、と言われたが私はTSUTAYAで映画のDVDを5本も借りてきた(うち2本は最新作で、レンタル料金をケチって当日レンタルにした)ので元気ない、無理、予定変えたくないと答えた。母はいい加減、私がスケジュールを崩されることを嫌うということを理解すべきだと思う。

 

 夜、明日仕事で必要な書類を印刷していないことに気付いたのでプリンタを使おうと思ったら黒インクがなかった。電気屋まだ開いてるでしょ、と言われたが駅前まで今から行くの? と返した。仕方なくコンビニに印刷しに行った道中、秋の風の匂いがした。月が綺麗だった。このままどこかへ行ってしまいたいと思った。

 

 多分、今日あった母とのやり取りで母の機嫌は少しずつ、しかし確実に悪くなっていると思う。仮にそうでなかったとしても、今までの経験則上そう感じてしまう自分が嫌だし、近いうちに母の怒りが爆発するようなことを想定して毎日暮さねばならないことも嫌だ。どこかへ行ってしまいたい。どこかへ行ってしまいたい。

 

 特別愛されていないわけではないと思う。でも私は幸せじゃない。毎日怯えながら暮らしている。かといって一人で生きていく能力もない(頑張ればなんとかはなると思うが、頑張り続けることは難しいと思う。誰かに甘えて生きることに慣れ過ぎた)ので、我慢して暮らしている。母も母で私への不満や怒りを日々少しずつ我慢して、摩擦のないように生きているのだと想う。

 

 ここは地獄の一丁目だなぁ。